1940年代のニューヨークで並んでいたであろうMoMAのカタログが、今ここにあります。こんなに薄い冊子が長い時を経て、なぜ今日まで残ってこれたか。その理由の一つに「同じサイズでつくられている」ということがあると思います。
一書店員の見解ですが、薄い冊子って、背表紙がないものもあったりして、本棚で埋もれがち。でも同じサイズでシリーズになっていれば、同じ場所で、薄い本同士が固まりになれるんですね。そうすることで、本が持ち主の手から離れるときも散逸せず、ある程度まとまって次の人へ渡っていく。
本のサイズについて考えるのは、しなくてもいいんですが、してみるとおもしろいです。
そして1940年代と同じ問いを、今も変わらず投げ続けているわたしたち。
What is Modern Painting?
What is Modern Architecture?
『What is Modern Painting?』
Museum of Modern Art, New York 1943 Introductory series to the modern arts 2
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