本の紹介『LOU REED / JOHN CALE SONGS FOR DRELLA JONAS MEKAS' THE LIFE OF ANDY WARHOL』

 

彼は胆嚢手術からの回復途中で死亡した。彼はチョコレートに目がなかった。彼が去ってしまい、とても寂しい。”HELLO, IT’S ME(やぁ、俺だよ)"」。


ミュージシャンのルー・リードが、1987年にこの世を去ったアンディ・ウォーホルについて語った言葉です。本書はウォーホルの為にジョン・ケイルと共に制作した追悼アルバム「ソングス・フォー・ドゥレラ」についてのインタビューと、映像作家ジョナス・メカスによるドキュメンタリーフィルムの2本立てパンフレット。
 
アルバムの歌詞が日本語訳で収録されているのですが、あの強そうなルー・リードがこんなにも繊細で切実な言葉を、「アンディ」という名前を何度も出して歌っていたのかと思うと、喉の奥がぐっとなります。彼にそこまでさせた、ウォーホルという男の偉大さよ。

『LOU REED / JOHN CALE SONGS FOR DRELLA
JONAS MEKAS' THE LIFE OF ANDY WARHOL』

1990 アップリンク