建築家ベルナール・チュミが手掛けた、パリにあるラ・ヴィレット公園のドローイング作品集がニュー荷しました。外箱からドローイングシートへと続く、赤とブルーグレーの点。グリット状に配置されたその点の上に、赤い小屋のような建築物が現れます。
壊しては組み立てるレゴブロックのように、赤い建築物が起点となって橋でつながったり、周りに緑地ができたり、様々に形を変えていきます。この作品集にエッセイを寄せたのは哲学者のジャック・デリダで、彼の思想である「脱構築」にチュミは関心を寄せ、自身の建築に取り入れたそうです。
『LA CASE VIDE LA VILLETTE 1985』
BERNARD TSCHUMI
1986 Architectural Association