ある町で、ひっそりと営む洋服お直し屋「月と糸」。
店主はそこで、街の人たち、家族、そして自分自身の洋服に糸を通し続けてきた。
時には月の灯りを頼りに・・・。
物語に添えられた美しい青い絵。
イラストを担当したのは
テキスタイルアーティスト 藤井千晶さん。
日本、フランス、ドイツとルーツを持ち、
誰かの心にそっと寄り添えるような物語やメッセージを
テキスタイルに込めて制作している作家さんです。
そんな「月と糸」の物語の世界観を感じられる
大きな作品が店内にうかびました。
作品は cotton 70% linen 30%の生地に アクリル絵の具で描かれています。
ふだんは染料で染める作品を作っているそうですが
今回は 原画が紙にアクリルだったことを受けて
布にアクリル絵の具で描く手法を取っているそうです。
天上からさげる際にも テグスではなく ”糸”を使用しています。
ちょう、くも、うま、とり と4種類ありますが どの作品にも
物語の中での役割があり 「月と糸」の物語を読んでいただいてからの見え方はまた変わるかもしれません。
時間ごとに変わる表情もすてきです。
また 正面から見たり 裏側から陽射しに向かって見てみたり ゆっくりとお楽しみください。
原画は紙にアクリル絵の具で描かれた 12か月分 12枚を 展示しています。
藤井さんのキャプションは ドイツと福岡で文房具店をされていた
「月と糸」ストーリー担当の只松さんが 持っていた万年筆で書いています。
また 11月9日(土)には
閉店後、夜の本屋で
「月と糸」朗読会も開催いたします。
物語「月と糸」の朗読を 音楽に乗せてお聞きください。
朗読会前の18時からは
story、designの只松靖浩と illustrationの藤井千晶さんによる お二人のドイツでの出会いや制作にまつわることなど
お話会として 対談もあります。
こちらは 予約不要・ご参加無料となりますので お気軽にお越しください。
松戸のsmokebooksみのり台店での 展示後は
HACHIJU-ICHI(福岡)、栞日(長野)へ巡回します。
作品、原画は 販売致します。(お渡しは巡回展示終了後となります。)
ご興味のある方はスタッフにお声がけください。
展示は 11月10日(日)まで
ご来店お待ちしています。