夏からずーっとお気に入りの絵本(?)があります。それは「ダンプえんちょう やっつけた」(ふるたたるひ さく/たばたせいいち え/童心社)。
こんな文字ばっかり!読む方は大変な絵どうわ。でも読んでみると大人も おもしろい!!
その後 児童向け読み物は「いやいやえん」「こぎつねコンチ」「チョコレー島」とか 近々では「ロボットカミイ」ブーム到来!家で 紙のロボットを工作する日々。
字の多い絵本は「ひとまねこざる(ジョージ)」シリーズ岩波子どもの本シリーズや「こぎつねコンとこだぬきポン」などから火がつきました。ちょっとした長旅(電車など)に行くときには「母の友」(福音館書店のお母さん誌)の一日一話特集の号をかばんのお供にすると どのおはなしにしようか 自分で選び 読みせがみました。
小さな子ども向けにわかりやすい言い回し、文章でお話が描かれ、絵も追ってくれる。絵本だけでは 説明しづらくなってきている生活の中でのいろいろなことがらを 専門家(作家さん)が うまく!興味が沸くおはなしに仕立ててくれている。ホントに恐れ入ります。
長い時間が難しいときには 段落とか、小さなお話の積み重ねになっているものも多いので無理せず少しずつ読んであげても良いかもです。
そうそう「いやいやえん」などは 3歳児のわがまま、いたずら,わるわるっぷりを いっぱい表現してくれていて 大人もおもしろく癒されます。子どもはどこか他人事に、でも 登場人物という他人が怒られたりして楽しいみたいです。3歳からでも 案外読める、聞けるじゃーん、ってことでそんな オススメの絵どうわをご紹介です。
ダンプえんちょうやっつけた ふるたたるひ さく たばたせいいち 絵 童心社
真ん中で赤い服着た子が いちばんちいさい「さくら」、口癖は「こわいんだもーん こわいことはしないんだもーん」そして左上のパンツの子が「がらぱん」こと「たかし」。工場のある海のそばの町の「わらしこほいくえん」の年長組みんなの 雄姿が見られる たのしいお話。さくらの がんばりに ドキドキして 読んでる大人の手にも汗が。
ロボットカミイ ふるたたるひ さく 堀内誠一 絵 福音館書店
かなり 自分勝手な鋼鉄製だとおもっている紙でできたロボットカミイ。ホントに困った子だと思いつつも その素直な性格に トラックにひかれてしまうシーンで 大人でもドキドキ心配になってしまいます。乱暴で口の悪い子どもでもついには愛してしまう、大人の性でしょうか。
こぎつねコンチ 中川李枝子 ぶん 山脇百合子 絵 のら書店
かわいいこぎつねの1年を季節の風景を楽しみながらお話してくれる内容。お正月や 最後の赤ちゃん誕生のところとか ほんとにステキな 穏やかなお話です。ぐりぐらシリーズとおなじ絵なので 初めてな感じがしないので 物語の世界にも入りやすいです。
いやいやえん 中川李枝子 ぶん 大村百合子 絵 福音館書店
こちらもぐりぐらコンビ。しげるは ほいくえんの小さい子組なのですが 大きいこの組にあこがれつつも なかなか お約束事が守れない。その 守れないっぷりがおもしろい。3歳の娘とほぼいっしょ!!同居のじいちゃんも一緒に 笑いながら読んでいます。娘のプライドが傷つくかと思いきや けっこう他人事。そりゃあなかなか進展しないわけです~~。日々 たいへんな子どもとの やりとりですが 親としてのヒントもある気がして いっしょに読んで良かったと思える素直な私でした。。
ひとまねこざる びょういんへいく マーガレット&H.A.レイ 岩波書店
アニメの「おさるのジョージ」もいいですよね~。でも ジョージの原作絵本の方もぜひ 読んでみてくださいね。長い文章ですが 光吉夏弥の訳が とてもわかりやすくて 言葉の少ない絵本より 伝わると感じることもあるんです。こちらも どうも困ったおさるですが 悪気はないその行動の前後に 「しかたないね~」って思えるのです。「ダメだね~」なんて言いながらも ジョージの味方な子どもたちです。
こぎつねコンとこだぬきポン 松野正子 文 二俣英五郎 絵 童心社
これは 一応絵本のジャンルですが 長い!。普通に すらすら読んで25分かかります。わお~。でも リズムがあって歌があって ホントによく読みました。2歳の後半になって この絵本が楽しめたとき、「あー もう物語とか聞きたいんだろうな~」って気づいたものです。
そんな 心地よい物語の入り口を教えてくれた 記念すべき絵本でした。
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