せっきーかあさんは 歌が大好きな子どもでした。幼稚園から帰ってくるとおおきな声でピンクレディーを歌ってました。ピアノもなにも習ってなかったし、楽譜は正確に読めません。でも 歌ってもらった歌を覚えるのは得意で、自分で 適当にメロディーっぽいのを つけるのも日常でした。
大人になってからも 暮らしの中で 子育ての中で 遊びの中で 歌っていると 子育てや お母さんの気持にも 少し余裕が出るように思います。わらべ歌や子守唄はそうして 良い感じにいい加減に ユーモアを大切に きっと楽しませてくれます。 たくさんの遊び歌やわらべ歌が 歌い継がれることを祈りつつ。
・・・というわけで 遊んで歌える絵本をご紹介します。
「いもむしごーろごろ」 こばやしえみこ 文/ 番留きょうこ 絵/ 福音館書店 こどものとも0.1.2(2008/9)
♪いーもーむーし ごーろごろ ひょーたん ぽっくりこ~、横揺れでゆらゆら動きながら ムカデになって歩いてみたり 布団の上でごろごろして「ぽっくりこ」でごろんとたおれてみたり、版画のきれいな絵を楽しみながら 遊んで読んでね。ちなみに 2番は「でんでんむーしー のーそのそ かきねを えっちらこ」これは こどものとも復刻版の「みんなでしようよ」(いわさきちひろ画)に 描かれていて覚えました。
「あーそーぼ」 やぎゅうまちこ 作/ 福音館書店 こどものとも年少版2012年4月号
♪ぶーたこちゃん あーそーぼ あーとーで いーまは ~のまっさいちゅう~・・・♪ って ともだちを誘う 遊び歌。「あーそーぼ」と言わされては 断られる遊びを けっこう頻繁にしました。ハードカバーになると良いですね。
「えんやらりんごの木」 松谷みよ子 文/ 遠藤てるよ 絵/ 偕成社
♪えーんやら りんごのき りんごがなったら だれにやろ♪ って 読んでいくと こどもから「わたしに~ちょーだい」って 言われます。ねこちゃん、いぬさん、おじいちゃんや おばあちゃん 家族みんなで遊びたい歌です。遠藤てるよさんの絵がとっても やわらかくって オススメです。
「かえるがなくから かーえろ」 松谷みよ子 文/ 遠藤てるよ 絵/ 偕成社
こちらも遠藤さんの絵。こっちは♪ こーとろ ことろ♪ や ♪かえるがなくから かーえろ♪、♪とおりゃんせ♪ など 1曲構成ではありません。さいごに「くっちまうぞ~」って ことろが現れます。「子を捕る」=ことろ。・・・くわれたのは どのこだ? って ちょっとシュールに終わります。おそろしいところが また良いのです。
「いたいいたいは とんでいけ」 松谷みよ子 文/ 佐野洋子 絵/ 偕成社
いたいいたいが とんでいってから どうなるか?それが おもしろいこの絵本。うさぎが いたいいたいを 棒でたたいたりしてるなんて!うちは「いたいいたい」以外にも「かゆいかゆい」とか 応用して歌ってます。
「ノンタン ぶらんこのせて」 キヨノサチコ さく/ 偕成社
ぶらんこをひとり占めして 友達におこられちゃうノンタン。でも じゅんばんこで乗ることを 約束して、みんなで10を数える歌です。♪おまけのおまけの きしゃぽっぽ ぽーっとなったら かわりましょ♪・・・10だけでなく おまけがつくのが うれしいかぞえ歌。わたしも・・・こどもには うまく 「おまけ」を 出したいと思う ほんとは 気のいい大人です。
「コッコさんとあめふり」 片山健 さく/ 福音館書店
先日 船橋市市民ギャラリーでの「片山健展」に行ってきました。あらためて 原画を見ることで 好き度が増しました。これからも 大切に読み継いでいきたい作家さんの一人です。♪てるてるぼーず てるぼーず あーしたてんきにしてください♪・・・でも なかなか 雨がやまないので コッコさんが日々工夫します。そのたびに このわらべ歌を歌います。じめじめでの疲れが どこかにいきそうな 空気感がうれしい一冊。
「ちびすけどっこい」 こばやしえみこ 案/ ましませつこ 絵/ こぐま社
ましませつこさんの どうぶつたちと おすもうです。おふろの前に はだかんぼにしたら 必ず 歌ってました。2歳半のころには その影響か おふろに入る前は いつもじいちゃんと相撲をしないと 入らない状況に・・・。たくましく育ってほしい 大人の気持にもこたえてくれている 素敵な絵本。
「おしくら・まんじゅう」 かがくいひろし さく/ ブロンズ新社
♪そーれ おーしくらまんじゅう おされて~・・・♪ おしくらまんじゅうを まんじゅうたちと やっちゃう かがくいさんならではの おもしろい内容。いっしょにおしくらするのは こんにゃく、なっとう・・・。おもしろな結果とともに 読みながら スキンシップ遊びをしちゃおう。
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