シリーズものと 同じ作家のえほん(3歳1か月)えほんとこそだて by sekkie!

子どもの「探索眼」は すごい! お店に来た子どもは 自分の知っている本(たいていは家にあるのと同じ本)を さっと見つけて 「読んで~」と お母さん方にせがみます。知ってる絵は その子にとっては すでにお友達。

シリーズものや 同じ作家さんの絵には 子どもは 素早く反応します。親は 同じ本2冊は要らない~と 違う絵本を選んで欲しくてつっこみがちですが、なんともほほえましい光景です。シリーズ化した絵本は 人気があるだけに続いて出版されるのが大前提なので おもしろいの太鼓判です。

シリーズものを延々と読むのは大人は ちょっと苦しみます(笑)。お母さんだけだと大変なので おとうさん、おじいちゃん、おにいちゃんなど 字の読める人みんなの活躍!を お願いしたいです。というわけで わが家で人気の シリーズもの絵本をご紹介します。

写真は「ぐりとぐらのかいすいよく」で覚えた およぎです♡

「ねぼすけスーザ」シリーズ

広野 多珂子 作/福音館書店

「ねぼすけスーザのはるまつり」「ねぼすけスーザのオリーブつみ」「ねぼすけスーザのおかいもの」「ねぼすけスーザのセーター」「ねぼすけスーザとあかいトマト」「ねぼすけスーザとやぎのダリア」

そして 今月は 新作「ねぼすけスーザときいろいりぼん」が発売されました!

今回のお話が完結かも?ですが 付録にはスーザの出生の秘密が。切なくなりますが 明るく元気に これからもすてきなスーザでいてほしいです。

かわいらしい少女の絵は「魔女の宅急便」の絵でもおなじみですね。


「まゆとおに」シリーズ

富安陽子 文/ 降矢奈々 絵/ 福音館書店

「まゆとおに」「まゆとりゅう」「まゆとうりんこ」「まゆとおおきなケーキ」「まゆとブカブカブー」

まゆは かわいいけど やまんばの子ども。おにや 龍など 日本の神話的なものが出てくるのも少し怖くてでも おもしろい。天真爛漫なまゆの行動に こっちがハラハラ、とてもキュートなまゆです。「めっきらもっきらどおんどん」など 降矢ななさんの絵つながりで読み始めても~。やまんばかあさんのように つよくてやさしい女性にお母さんとしては あこがれちゃいます。


「だるまちゃん」シリーズ

かこさとし 作/ 福音館書店

「だるまちゃんとてんぐちゃん」「だるまちゃんとかみなりちゃん」「だるまちゃんとうさぎちゃん」「だるまちゃんととらのこちゃん」「だるまちゃんとてんじんちゃん」「だるまちゃんとだいこくちゃん」「だるまちゃんとやまんめちゃん」「だるまちゃんとにおうちゃん」

 

かこさんの絵本には「からすのパンやさん」や「とこちゃんはどこ」なんかもあるので かこさん絵本をつなげていくのもおもしろいです(科学ものや  けっこう長いお話が多いです)今回の「におうちゃん」では 昔ながらのすもう系遊びを紹介していたり、「うさぎちゃん」では うさぎにまつわる遊び(雪 ウサギや 手袋人形や リンゴのウサギなどなど)が登場したり 遊べる内容が多いです~。我が家では 新作の「におうちゃん」の読後は さっそく あしずもうや ゆび相撲など すもう系の遊びをいっぱいリクエストしてきましたよ。

福音館書店では かこさんの「日本伝承のあそび読本」が復刊になってます。


「おばけかぞく」シリーズ

西平あかね 作/ 福音館書店

「おばけかぞくのいちにち」「おばけのおつかい」「おばけのコックさん」「おばけのえんそく」「おばけのたんけん」

 

わが家では「コックさん」から 入りました。いまだに大好きです。昼夜逆転した あべこべな言葉や ダジャレ風の言葉がたくさん登場して 読むときに大人も頭が「ん?」となって なれるのに少々時間要りますが、またそこが 長く楽しめるポイントのよう。


ぐりぐらシリーズ

「ぐりとぐら」「ぐりとぐらのおきゃくさま」「ぐりとぐらのえんそく」「ぐりとぐらのかいすいよく」「ぐりとぐらとくるりくら」「ぐりとぐらとすみれちゃん」「ぐりとぐらのおおそうじ」

なかがわりえこ 文/ やまわきゆりこ 絵/ 福音館書店

 

どこかおっとりした2匹ののねずみ。「けちじゃないよ」「おりょうりすること たべること がいちばん」 やさしいのねずみは すぐに友達になってくれるんです~。


林明子さんの絵本

膨大な絵本作品があるので とくに!という数冊をご紹介します。

「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」「きょうはなんのひ?」「おでかけのまえに」「おふろだいすき」「こんとあき」

 

文は 筒井頼子さん、瀬田貞二さん、林明子さん。

ど の本にも ドキドキするストーリーがあって 家族がいて、子どものつたないながらの計算やファンタジーが 流れています。そして 子どもと暮らしてからは  目の前のわが子と見間違いそうな 林明子さんの子どもの絵の「完璧さ」のようなものに心を奪われます。筋肉のぽってり感や ポーズの危うさなども 本当 に愛らしいです。

少々 長めの文章ですが会話だったりするので 案外聞きやすくもあります。少しずつでも試してみてくださいね。