つくることの先にあるもの

パンを焼くには からだをつかう。

材料をはかって 温度を気にして

こねて まるめて 休めて 休んで

また こねて 休んで 形つくって‥‥。

 

だれかの顔をおもい浮かべながら

じぶんの体をつかう。

その時間には

すでにしあわせな時間があふれていて

いとおしくて あったかい。。

 

からだが不調だと できない事がふえるけど

できないことは同時にできることでもあって

したいことでもあって。

そこにも やっぱり だれかを思い浮かべる

しあわせな時間が あるんだなあと実感する。

いろんな状況での 不自由がちょっとずつの

しあわせを感じさせてくれますね。

 

だれかが具合が良くない はなしをうかがうと

とても心配します。 でも 信じて待つ事や

またの笑顔をまって なにもできない時間を

過ごします。

 

焼きたてのパンにはものすごい パワーが

あります。そのやわらかさや あったかさは

人のあったかさに 近いのかも。

人間って すごいねえ。